35.埼玉県道147号 栗橋停車場線
交通の要衝と宿場町をつなぐ。
【目次】
路線紹介
- 埼玉県の北東部に位置し、JR 宇都宮線(東北本線)と東武鉄道 日光線が乗り入れる栗橋駅(東口)と県道60号 羽生外野栗橋線(県道84号 羽生栗橋線重複区間)を結ぶ、延長916m*1の路線。久喜市郊外の路線だが、栗橋駅周辺はかつて日光街道や奥州街道の宿場や関所が設けられた歴史を持つ旧栗橋町の中心部であった。終点で接続する県道は旧奥州街道であり、開業から間もない1890年代から道筋がある*2。
- 全線で建物が密集した駅前市街地を通る、歩道のない2車線道路となっている。古くからの道筋を受け継いでいるため、所々で屈曲する箇所があり見通しが悪い。商店街ではあるが、歩行者や自転車の往来は自動車に比べてかなり少ない。
- 駅周辺には「静御前の墓」、利根川右岸には「栗橋関所跡」など史跡が多く、歴史的に重要な地域だったことをうかがわせる。当路線は全線が商店街となっているが、営業していない店舗も多く人の賑わいはあまり感じられない。地域一帯は宿場町時代の名残からか、利根川沿いの国道を除いてほとんどの道路の幅が狭く通行には注意が必要である。当路線上に、利根川を越え茨城県古河市方面を循環するコミュニティバスが運行されている*3(朝夕のみ)。
撮影日時と完走方法
2018/8/11 12時頃(S→G)
徒歩:全線
経路(マピオン地図)
詳しい地図はこちら
管轄(県土整備部)
杉戸県土整備事務所
完走レポート【栗橋駅東口(起点)→県道60号交点(終点)】
関連する路線
JR宇都宮線の停車場線(埼玉県内)
閲覧ありがとうございました。
*1:埼玉県県土整備部 道路環境課(2019)『平成30年4月1日現在 道路現況調書』,58
*3:
古河市循環バス「ぐるりん号」/古河市公式ホームページ 2019/10/10 取得